大学院修士・博士課程において、臨床心理学、生涯発達心理学、産業・組織心理学、キャリア心理学について学び、実践に活かしつつも、その後も学会、研修会参加を通して最新の知見の吸収を続けています。また実践で得られた知見を産業精神保健学会、産業ストレス学会などにて大会発表、論文執筆を通して、積極的に情報発信しています。働く人々のメンタルヘルス支援のための知識とスキルを実践と学術研究の両輪から常にアップデートしています。
前職の精神科クリニック併設型EAP機関において20年以上、人事スタッフ、産業保健スタッフ(産業看護職、社内カウンセラーなど)を対象にコンサルテーション、教育・研修を実施してきました。個別のメンタルヘルスケース対応に加えて、ストレスチェックの集団分析活用、組織の危機への支援など組織アプローチも実施してきました。メンタルヘルス対策(外部相談、ストレスチェックなど)を包括的に分析し、そこからうかがえる従業員のメンタルヘルスの課題について、経営層向けにコンサルテーションの経験も豊富です。
働くひとのカウンセリングにおいて、相談者のお気持ちの整理や考え方や行動の幅を広げていくことに加えて、相談者をとりまく環境を改善していくことも大事になります。環境改善を行っていく上では、産業保健スタッフ、人事スタッフなど関係者の協力が不可欠です。相談者の同意をとることにより、守秘義務を厳守しながら、関係者と積極的に連携しながら環境調整を行っていきます。
活き活きと働ける職場づくり、すなわち組織の健康度をあげるためにはメンタルヘルス対策を有機的に組み立てていく必要があります。従業員や管理職からの相談、ストレスチェック、教育・研修など様々なメンタルヘルス対策を実施しているけれども、思うように効果がでない、ということはないでしょうか。組織の健康度の向上をどのように把握するのか、そのためにどのような対策を組み立てていったらよいのか、を一緒に考え、実行を支援します。
20年以上の精神科クリニックにおける臨床経験があり、精神科医療について精通しているため、医療が必要かどうかのアセスメント、医療への連携などを適切に行えます。職場内カウンセリング、ケースコンサルテーション、ストレスチェック後面談などで精神科医療が必要と思われた場合には、提携医療機関VISION PARTNER メンタルクリニック四谷におつなぎできます。